事例2 バイク事故後の後遺障害等級(12級13号)請求事案

事案

鑑定対象者:F氏 事故当時40代男性 

事案の概要:

F氏がバイクにて走行中に普通乗用自動車に衝突され受傷した。救急搬送され、右膝打撲の診断となった。その後も右膝痛と痺れは治まらず、症状を訴えていたが、後遺障害診断書に基づき、自賠責保険で後遺障害非該当とされていた。事故後、通院による投薬とリハビリテーションを行い、受傷後6カ月経過し、症状固定となったが、症状は残存していた。

他覚的所見:

F氏は右膝内側を中心とする痛みと痺れを訴えていた。診察にて外反ストレステスト陽性、MRIでも右膝MCL(内側側副靭帯)の損傷を認めた。

考察:

事故後からの右膝の症状は本件事故により生じたものと考えられる。また、画像所見、診察所見からも医学的に矛盾を生じないと考えた。

結論:

MRI画像と症状を根拠に、残存した痛みや痺れが神経症状に起因すると医学的に説明し、後遺障害等級12級13号を指摘することが出来た。

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